竹末治生さんのメルマガから
先日、トランクルームを
10年以上も借りて頂いた利用者の方から
退去のご連絡がありました。
退去の理由を問いただすと・・・
「11年借りていましたが、
子供も大きくなって
保管していたものは現在では必要ない
ということが分かったので
結局、処分する(捨てる)ことにしました」
ということでした。
この方、どっちみち、捨てるとわかっていたら、
お金をかけてトランクルームなんか
借りるんじゃなかったと
後悔しているかもしれませんね。
トータルでいえば、レンタル期間11年で
6000円×12カ月×11年=79,2万円
もの大金を払った計算になります。
早めに気づいて処分していたら
こんなことにならなかったのに・・・
トランクルームというものは
個人が利用する場合
・旅行かばん
・スーツケース
・雛人形
・五月人形
・クリスマス用品などの「一年に数回しか使わないもの」
・故人の遺品
・個人の思い出の品
など
「捨てたくても捨てられないもの」を
保管するスペースなんですね。
いつかは整理しようと考えていても
ついつい、時間が経ってずるずるとそのままにしてしまう。
そんな方が多いように思います。
また、その人の価値観にも依りますが、
生活する上の衣食住で
「蛇足」(無駄)と認識しているサービスなのかもしれません。
お金を払ってまで利用するサービスではないと考えている人も
まだまだ多いのではないかと思われます。
しかし、ちょっとだけモノを預けるといっても
世の中にそんなものを預かってくれるところは皆無です。
そんなスペースを街中で探すというのは大変困難なので、
手短にお金を出して解決してしまう方法がレンタル収納です。
日本の一人当たり居住面積は狭く
賃貸マンションや分譲マンションに住んでいる人で
収納スペースが無くて困っている人が多いのが現実なんです。
経営者側としては
部屋の出入りが頻繁にあるより
出来る限り長期間利用してもらう方が、
経営的にメリットがあり
安定的な経営ができます。
トランクルーム経営のビジネスモデルは
アパート・マンション経営と同じように
稼働率を100%に保ち、
堅実で安定した運営をすることが
運営側の最大のベネフィットなんですね。